<東山動植物園>野生のサル捕獲 仲間求め? 名古屋(毎日新聞)

 名古屋市千種区の東山動植物園は30日、園内のニホンザル舎で野生のニホンザル(オス・推定4〜5歳)を捕獲した。昨年11月上旬から同市や知多半島などで目撃されたサルと顔が似ているといい、同じサルであれば半年で100キロ以上移動したことになる。仲間を求めて同園にたどり着いたらしい。【丸山進】

 同園によると、4月29日午前8時ごろ、サル舎の塀や近くの木の上から、中をうかがっている野生のサルが見つかった。サルは翌30日午前8時10分ごろ、高さ6メートルの塀にぶら下がりながらサル舎の中へ。鉄塔に登るなどして遊んでいたが、他のサルに追い回されて獣舎内に逃げ込んだところ、職員が獣舎の扉を閉めて捕獲した。

 小林弘志園長は「オスは親を離れて単独行動した後、新たな群れに入る習性がある。半年移動した末、やっと出合った動物園のサルの群れに入ろうとしたのではないか」と解説する。ニホンザルは愛知県東部の三河地方に多く生息するが、同園長は「山に帰そうにも名古屋市内にサルはほとんどいない。園で飼育することも考えている」と話している。

 サルは、昨年11月6日に同県日進市で目撃された後、名古屋市内を縦断。同10日に同市港区で捕獲の手をかいくぐると知多半島を南下し、同19日には半島先端の同県南知多町に到達した。3月まで同町付近にとどまり4月になってから北上。同月25日から再び名古屋市で目撃されていた。

 愛知県知多県民センターによると、2〜3件の農家で甘夏などが食べられた以外は被害は出ていないという。都築一雄・同県常滑市農業水産課長は「危害を加える様子もなかったので捕まえようとはせず、市民への注意喚起にとどめた。捕まってよかった」と話した。

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